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2025二期会オペラ『CARMEN』

2025年5月12日
読了時間: 2分

更新日:7月19日

「演出家イリーナ・ブルックが衣裳も担当するから、一緒に何とか…」

という始まり。

イリーナさんはイギリスの映画監督ピーター・ブルックを父に持ち、

自身は女優としてのキャリアもある演出家。

・

全部古着で?

日本で古着を買って、オペラ歌手に?

それは舞台上で成立しないよ…

・

私が20代でフリーランスになったばかりの頃、

衣裳コーディネートをした創作オペラは

「ビームスの服をどれでも使って良い」

という謎に太っ腹なプロダクションだった

けれど

役のイメージに合う衣裳は、一般的に街で着るための服屋に無い

ブラウスとスカートで天使です、、って言っても…

結局、良いと思える品を見つけ、無理やりキャストのイメージに当てはめる

そんな舞台衣裳だった。

作品は支持されたが、私は消化不良で不完全燃焼。

経験も浅く答えが見つからなかった。

普通の洋服には決定的に欠けている物がある

役のイメージを作る素材感や光沢、動いた時、人物の周りに出来る空間、とか。。

舞台上で洋服は、空間を持て余して「ちんみり」してしまうのだ

・

だから、古着はそのままでは危険だよ〜

と不安丸出しで2024年12月、イリーナと zoomミーティングをした。

後に彼女が言った、初対面の私のイメージは、「不安でいっぱいの古典的な女性」

この人と一緒にやっていくのは大丈夫かしら、と思ったらしい。


その後、

早い段階で古着は全て、切ったり貼ったり縫ったり…

全てリメイクする方向に舵を切る事になった


毎日のように下北沢や原宿で古着を買う日々、

「ファイナル・ショッピング」という言葉は何回聞いたかな(笑)?

1度だけ、私は新宿、イリーナは上野と別々で衣裳を探しに行き、

「whats app」で散々やり取りした末、シャツの1枚も買えなかった事があり

「お互いのいいね、って後ろ押しの言葉が無いと不安で何も買えない」って…

私達は2度と離れて物を探すべきじゃない、、という結論に

そういえば、最初は彼女が1人でガンガン古着を買っていて、

私は選んでも却下が多かったけど

いつからか、それは違うんじゃない?と言える位に理解が追いついていた。

……舞台初日の朝まで上野で買い物してました(笑)

なんて心臓が強くなったのだろう、と自分でも驚く


一緒に古着屋を回り、リメイク三昧な日々を通して私の印象は

「イタズラ好きな男の子みたい」になったようだ



*

珍しく、プログラムで「私の仕事」についてインタビューを受けました

良かったら読んでみて下さい。


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