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2025二期会オペラ『CARMEN』

  • 2025年5月12日
  • 読了時間: 2分

「演出家イリーナ・ブルックが衣裳も担当するから、一緒に何とか…」

という始まり。

イリーナさんはイギリスの映画監督ピーター・ブルックを父に持ち、

自身は女優としてのキャリアもある演出家。

全部古着で?

日本で古着を買って、オペラ歌手に?

それは舞台上で成立しないよ…

私が20代でフリーランスになったばかりの頃、

衣裳コーディネートをした創作オペラは

「ビームスの服をどれでも使って良い」

という謎に太っ腹なプロダクションだった

けれど

役のイメージに合う衣裳は、一般的に街で着るための服屋に無い

ブラウスとスカートで天使です、、って言っても…

結局、良いと思える品を見つけ、無理やりキャストのイメージに当てはめる

そんな舞台衣裳だった。

作品は支持されたが、私は消化不良で不完全燃焼。

経験も浅く答えが見つからなかった。

普通の洋服には決定的に欠けている物がある

役のイメージを作る素材感や光沢、動いた時、人物の周りに出来る空間、とか。。

舞台上で洋服は、空間を持て余して「ちんみり」してしまうのだ

だから、古着はそのままでは危険だよ〜

と不安丸出しで2024年12月、イリーナと zoomミーティングをした。

後に彼女が言った、私の最初のイメージは、「不安でいっぱいの古典的な女性」

この人と一緒にやっていくのは大丈夫かしら、と思ったらしい。


その後、

早い段階で古着は全て、切ったり貼ったり縫ったり…

全てリメイクする方向に舵を切る事になった


毎日のように下北沢や原宿で古着を買う日々、

「ファイナル・ショッピング」という言葉は何回聞いたかな(笑)?

1度だけ、私は新宿、イリーナは上野と別々で衣裳を探しに行き、

「whats app」で散々やり取りした末、シャツの1枚も買えなかった事があり

あなたのいいね、って後ろ押しの言葉が無いと不安で何も買えないって…

私達は2度と離れて物を探すべきじゃない、、という結論に

そういえば、最初は彼女が1人でガンガン買っていて、私は選んでも却下が多かったけど

いつからか、それは違うんじゃない?と言える位に理解が追いついていた。

……舞台初日の朝まで上野で買い物してました(笑)

なんて心臓が強くなったのだろう、と自分でも驚く


一緒に古着屋を回り、リメイク三昧な日々を通して私の印象は「イタズラ好きな男の子」となったようだ


珍しく、プログラムで「私の仕事」についてインタビューを受けました

良かったら読んでみて下さい。


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